東京句会 多摩川台公園吟行
- 3月30日
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毎年、東京句会が主催する春の吟行句会。
今年は大田区の多摩川台公園吟行でした。歴史ある公園で、多摩川に沿う丘陵地に約750メートルにわたって展開しており、古墳が10基点在しています。
東京では3月19日に開花宣言がありましたが、当日は花の雨。
小雨の中、参加者20名が各々自由に吟行し、午後1時からの句会で披露するための俳句を4句作ります。
雨のためか公園内にはあまり人もいなかったため、満開前の美しい桜をゆっくり見ることができました。
公園の高台からは多摩川の向こうに高層ビル群が見えました。晴れた日は富士山も眺められるそうです。自由吟行なので、近くの「田園調布せせらぎ公園」に足を延ばしたり、美味しいランチを楽しんだり。
句会は下丸子駅前の大田区民プラザにて、「夏雲システム」を用いて行いました。
●上田日差子主宰句
竜鱗を漆光りに花の雨
円墳のつらつらつらと芽吹山
うつむきて雨滴こぼさぬ花三分
●主宰選特選句
あますなく春の雨吸ふ古墳山 一与
春の雨竜鱗黒く浮き立ちぬ 沙羅
墳丘の背の丸みへ花の雨 葉子
●高得点句
多摩川のゆたに烟りぬ花の雨 さちこ
花の雨古墳の眠り深まりぬ うた
あますなく春の雨吸ふ古墳山 一与
竜鱗を漆光りに花の雨 日差子
のどけしや馬型埴輪の耳の欠け はづき
雨粒の千千の光を楓の芽 さちこ
その日に出合った一期一会の風景を俳句にする吟行。
参加した一人一人の春の思い出がまた一つ増えました。




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