令和8年(2026年)2月 推薦作品
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菰巻や松の丹田並びをり 栗山 寛子
円月橋の影のみこむや冬の水 清水 葉子
今朝の冬銀の茶筒に茶葉の音 蓼原 尚月
「通りやんせ」生まれし杜や木の実落つ 安藤のぶこ
唐紙の龍の眼光大広間 大崎 恵実
五百羅漢身に入む一人ひとりかな 望月 葉雲
返り花授かりものと手を合はす 月野木潤子
ボジョレーの日ワインレッドの服と靴 三神 武
狐火を見しとふ父の口重き 原川 篤子
いつの日か渡す嬶座や冬に入る 望月 光代
江戸黒の店蔵通り酔芙蓉 柚希 藍
現世の煙と消ゆる曼珠沙華 安寿 文
和紙をもて和紙を包めり小六月 早川 渉子
群れ来る白鳥白を膨らませ 斎藤可寿子
丈競ふ気負ひは見えず曼珠沙華 櫻庭 寛
雪もよひ萬年筆のごとにほふ ⑦ パ パ
山風の吹けば頃合ひ吊し柿 杉野みはる
一響に海つらぬきて鰤起し 渡邊 一美
寂寞を絢爛と敷く紅葉寺 田中 義春
蜜柑剝く指に夕日を集めをり 佐野 晃美
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