令和8年(2026年)4月 推薦作品
地球儀の継ぎ目のずれや寒の入 遠野 玖柚
明王の眼光新た初不動 清水 葉子
初空や長兄父のごとくなり 今西くらら
初富士に二鷹の如く鳶舞へり 望月 淳志
海鼠腸を啜り喪中を腑抜けたる 浅田 季祐
冬牡丹明日は崩るるかもしれず 寺林留美子
冬天の青一枚に雲の澪 山本 欣子
厨窓片開きして初比叡 岩田 公子
雪積もる庭の一本桜かな 安藤 順一
縄跳びや跳んで続きはまた明日 杉橋 文代
初御空見えざるものに手を合はせ 安寿 文
日を担ぐ楠の大樹や初詣 栗山 寛子
初電話決まつて母の声なりき 櫻庭 寛
月にゆく夢を見てをり雪兎 大山知佳歩
しらじらと闇を這ひ来る霜の声 川島ちえり
御手洗の柄杓に掬ふ初日影 田中 純子
大吉と大きく書きぬ初日記 大崎 恵実
石段を試練の如く初詣 田代 勝
三門の蒼天の画布初景色 山﨑ひらら
初雪や「ガトーショコラを買って来て」岡田 れお
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