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令和8年(2026年)4月 推薦作品

  • 4月12日
  • 読了時間: 1分

地球儀の継ぎ目のずれや寒の入    遠野 玖柚

明王の眼光新た初不動        清水 葉子

初空や長兄父のごとくなり      今西くらら

初富士に二鷹の如く鳶舞へり     望月 淳志

海鼠腸を啜り喪中を腑抜けたる    浅田 季祐

冬牡丹明日は崩るるかもしれず    寺林留美子

冬天の青一枚に雲の澪        山本 欣子

厨窓片開きして初比叡        岩田 公子

雪積もる庭の一本桜かな       安藤 順一

縄跳びや跳んで続きはまた明日    杉橋 文代

初御空見えざるものに手を合はせ   安寿  文

日を担ぐ楠の大樹や初詣       栗山 寛子

初電話決まつて母の声なりき     櫻庭  寛

月にゆく夢を見てをり雪兎      大山知佳歩

しらじらと闇を這ひ来る霜の声    川島ちえり

御手洗の柄杓に掬ふ初日影      田中 純子

大吉と大きく書きぬ初日記      大崎 恵実

石段を試練の如く初詣        田代  勝

三門の蒼天の画布初景色       山﨑ひらら

初雪や「ガトーショコラを買って来て」岡田 れお

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令和8年(2026年)5月 推薦作品

金箔の軽さに春の雪吹かれ    添田  蒼 凍滝や時の止まれるひとところ  梶嶋 啓子 我に許す小さき懈怠や春炬燵   紫野はづき 遠き日の夢の余燼や春の虹    大山知佳歩 凍月にふるさとの音奪はるる   望月 淳志 引潮に岩顕れて西行忌      杉原 冴栄 猫の日の漱石旧居うららけし   児玉 苦楽 野間馬の背を飛び跳ぬる雀の子  三神  武 留め置きの舟へ漣春浅し     中出惠美子 待春

 
 
 
令和8年(2026年)3月 推薦作品

凍空に神話始むる星座かな    安見かのん つなぐ手を解けば消ぬるや冬の虹 橋本 省子 逢魔が時枯木は人の形して    原川 篤子 天日を呑み込んでゆく大枯野   三輪 英子 ポインセチア窓辺に星を呼び集む 柚希  藍 内陣へ冬日の射すや慈雨のごと  小川かよ子 竹林の時に光となる時雨     寺林留美子 凍つる夜や琥珀の中の虫の貌   大山知佳歩 山寺は風の音のみ冬紅葉     千代田南子 羽立

 
 
 
令和8年(2026年)2月 推薦作品

菰 巻や松の丹田並びをり        栗山 寛子 円月橋の影のみこむや冬の水      清水 葉子 今朝の冬銀の茶筒に茶葉の音      蓼原 尚月 「通りやんせ」生まれし杜や木の実落つ 安藤のぶこ 唐紙の龍の眼光大広間         大崎 恵実 五百羅漢身に入む一人ひとりかな    望月 葉雲 返り花授かりものと手を合はす     月野木潤子 ボジョレーの日ワインレッドの服と靴  三神  武

 
 
 

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